世帯主が亡くなったら|住民票・世帯主変更の手続き方法【福岡・飯塚・筑豊の相続ガイド】

「夫が亡くなったけど、住民票の世帯主ってどうすればいいの?」
「世帯主変更の届出は、誰がどこへ出せばいいの?」
「変更しないといけないケースと、しなくていいケースがあると聞いたけど…」
世帯主が亡くなった後は、住民票の世帯主変更手続きが必要になることがあります。
ただし、すべてのケースで届出が必要なわけではありません。
この記事では、世帯主変更が必要なケースと不要なケース、手続きの方法をわかりやすく解説します。福岡・飯塚相続遺言の相談所 行政書士あきつ事務所がお伝えします。
世帯主とは何か?なぜ変更が必要?
世帯主とは、住民票に登録されている世帯を代表する人のことです(住民基本台帳法7条)。
世帯主が亡くなった場合、住民票上の世帯主が空白のままになってしまうため、新しい世帯主を届け出る必要があります。
世帯主は、行政からの通知・給付金・税金の納付書などが届く宛先になるため、変更が遅れると各種書類が届かなくなることがあります。
| 世帯主に関係する主な手続き | 内容 |
|---|---|
| 国民健康保険 | 保険証・納付書が世帯主宛に届く |
| 国民年金 | 納付書・通知が世帯主宛に届く |
| 各種給付金・補助金 | 世帯主が受給者になる場合がある |
| 住民票の取得 | 続柄が世帯主との関係で記載される |
世帯主変更が「必要なケース」と「不要なケース」
世帯主変更の届出が必要かどうかは、残された世帯の人数と構成によって異なります。
📋 ケース①|届出が必要なケース
同じ世帯に15歳以上の人が2人以上いる場合は、誰を新しい世帯主にするか明確にする必要があるため、届出が必要です。
📋 ケース②|届出が不要なケース
以下のいずれかに該当する場合は、届出が不要です。
- 残された世帯員が1人だけの場合(自動的に世帯主になる)
- 残された15歳以上の世帯員が1人だけの場合
- 残された世帯員が15歳未満の子のみの場合
世帯主変更届の手続き方法
①世帯主変更届の提出(14日以内)
世帯主変更の届出は、変更が生じた日(死亡日)から14日以内に行う必要があります(住民基本台帳法25条)。届出先は故人が住民登録していた市区町村の窓口です。
手続きに必要なもの
- 住民異動届(世帯主変更)…市区町村窓口で入手できる
- 届出人の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 届出人の印鑑(認印可)
- 故人のマイナンバーカード(持っている場合は返納)
手続きの流れ
- 市区町村の窓口(市民課・住民課など)へ行く
- 「住民異動届」用紙を受け取り、必要事項を記入する
- 新しい世帯主の氏名を記入する
- 本人確認書類を提示して届出を行う
- 必要に応じて新しい住民票を取得する
世帯主変更と同時に行う関連手続き
世帯主変更の届出と同時に、または前後して行うべき手続きがあります。まとめて窓口で対応できるものも多いので、確認しておきましょう。
| 手続き | 窓口 | 期限 |
|---|---|---|
| 死亡届の提出 | 市区町村の窓口 | 7日以内 |
| 国民健康保険の資格喪失届 | 市区町村の窓口 | 14日以内 |
| 後期高齢者医療保険証の返却 | 市区町村の窓口 | 14日以内 |
| 介護保険証の返却 | 市区町村の窓口 | 14日以内 |
| 葬祭費の申請 | 市区町村の窓口 | 2年以内 |
| マイナンバーカードの返納 | 市区町村の窓口 | 速やかに |
マイナンバーカードの返納手続き
故人がマイナンバーカードを持っていた場合、死亡後は速やかに市区町村の窓口へ返納します。世帯主変更の手続きと同時に行えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返納先 | 市区町村の窓口(市民課など) |
| 必要なもの | 故人のマイナンバーカード |
| 手続き | 窓口でカードを返納するだけ(届出書類の記入が必要な場合も) |
世帯主変更後に必要な住民票の取得
世帯主変更後の住民票は、相続手続きや各種名義変更に使用します。必要部数を確認してまとめて取得しておくと便利です。
| 住民票が必要な主な手続き | 用途 |
|---|---|
| 相続登記(不動産の名義変更) | 相続人の住所確認 |
| 銀行口座の相続手続き | 相続人の住所確認 |
| 自動車の名義変更 | 新所有者の住所確認 |
| 各種給付金・補助金の申請 | 世帯構成の確認 |
よくある質問(FAQ)
- 14日以内に手続きできなかった場合はどうなりますか?
-
法律上は14日以内が期限ですが、過料などのペナルティが科されることはほとんどありません。ただし、各種書類の届先に影響が出る場合があるため、気づいた時点でできるだけ早く手続きしましょう。
- 代理人が手続きに行くことはできますか?
-
はい、代理人による手続きも可能です。その場合、委任状と代理人の本人確認書類が必要です。詳しくは市区町村の窓口にご確認ください。
- 世帯主を誰にすればいいか迷っています。
-
法律上、世帯主は世帯員であれば誰でも構いません。一般的には最も生計を維持している方や年長の方が選ばれることが多いです。行政からの通知の受取先になるため、実際に生活している方を世帯主にするのが現実的です。
- 一人暮らしの親が亡くなった場合、世帯主変更は必要ですか?
-
一人暮らしの方が亡くなった場合、その世帯自体が消滅するため「世帯主変更届」は不要です。死亡届が受理されると、住民票は自動的に消除されます。
- 世帯主変更と相続手続きは関係ありますか?
-
直接の関係はありませんが、相続手続きで必要な「相続人の住民票」は世帯主変更後に取得した最新のものを使用します。世帯主変更を済ませてから相続手続き用の住民票を取得するとスムーズです。
世帯主変更後に進む相続手続きの流れ
世帯主変更などの行政手続きが一段落したら、次はいよいよ本格的な相続手続きに進みます。
| 手続きの段階 | 主な内容 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| ①行政手続き | 死亡届・世帯主変更・保険証返却など | 2週間以内 |
| ②相続の基礎固め | 遺言書確認・相続人調査・財産調査 | 1〜2ヶ月以内 |
| ③相続方法の決定 | 相続放棄・限定承認の検討 | 3ヶ月以内 |
| ④遺産分割 | 遺産分割協議・協議書の作成 | 4〜6ヶ月 |
| ⑤名義変更 | 銀行・不動産・株式などの名義変更 | 6〜10ヶ月 |
まとめ
世帯主が亡くなったらやること まとめ
- 残された世帯の人数・構成を確認し、世帯主変更が必要かどうか判断する
- 変更が必要な場合は死亡日から14日以内に市区町村の窓口へ届け出る
- 国民健康保険・後期高齢者医療保険証の返却と同時に手続きできる
- 故人のマイナンバーカードも同時に返納する
- 世帯主変更後の住民票を必要部数取得しておく
- 行政手続き完了後、相続手続き(戸籍収集・財産調査・遺産分割)へと進む
葬儀後の手続き、何から始めればいいかわかりますか?
世帯主変更の手続き自体はシンプルですが、葬儀後の慌ただしいなかで見落としてしまうことも少なくありません。
市区町村の窓口では複数の手続きをまとめて案内してもらえる場合も多いので、積極的に相談してみましょう。
行政手続きと並行して進める相続手続き(戸籍収集・遺産分割協議書の作成・銀行口座の解約など)については、行政書士あきつ事務所へお気軽にご相談ください。
飯塚市・直方市・田川市・宮若市・嘉麻市をはじめ、福岡県全域の相続手続きをトータルサポートしています。
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